eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)の「テント跡地の見張りは(?)」
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テント跡地の見張りは(?)
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2017年01月01日 16:51
テント日誌12月30日(金)
経産省前テントひろば1807日後

テント跡地の見張りは(?)  12月28日(水)
先週は経産省交渉で座り込みの報告が書けないままとなりました。今週こそはと遅まきながらお送りします。昼前からの雨は、出発間際になってもなお止みません。厚着したうえにビニールのレインコートを羽織って経産省玄関前に向かいました。7脚の椅子などを並べ終えると、すぐに応援の男性3名が現われて、5人で座り込みを始め、間もなく雨も上がりました。

さて、かつてのテント設置跡地には植栽が敷き詰められ、歩道からの侵入を妨げるように、80センチほどの高さの鉄柵が設けられています。その前には、ご丁寧に常時、警視庁機動隊員が1時間交代で立ち番。彼はチラチラとこちらの座り込みの様子をうかがっているように見えます。

それで、「年末、年始はいつまで立ち番でしょうか?」、「今日は何時まで?」と先手を打ってこちらから挨拶に行って、お聞きしてみました。明日は仕事納めこの日、若い機動隊員に「早く故郷に帰って親孝行を」と進言するなど、和やかな交流の末に判明したことは、彼は「外務省の警備」が目的だったこと。そこを通りかかったおばさん、私と目が合い「こんにちわ」と言うと「ごくろうさま」と挨拶を返され、そのおばさんもにこにこして、地下鉄の階段を下りて行きました。(O・E)

経産省前の抗議行動に続いて忘年会も開かれ 12月29日(木)
今年は温かいと言われる。そういわれれば確かに温かい気がするが、やはり寒い事に変わりはない。日中の陽ざしは温かでも風は冷たいし、日が落ちれば急激に冷え込むように思われる。油断をするとすぐに風邪をひく。風邪をひくとなかなか直らない。
だから、風邪には気を付けている。そうは言ってもいつ風邪をひくかわわからない。個人的には防ぎきれない面があるからだ。むかし、わが精神のカテキスムという言葉があり、闘いのための戒律を己の流儀で作っていた。テントは僕らに自然のことをいろいろと教えてくれたのだが、自然に対処する己の戒律も教えてくれた。暑さ寒さに対処する己の戒律を作り上げたために、長生きが出来たという結果になるといいのだが、これに抗した座り込みやスタンンディングにはこうした効能もあると思う。
予想外の形(?)でテントは撤去されたが、多くの人たちが散らずに闘いはつづいている。これの予想外のことでもあろうか。

いつもは金曜日に開かれている経産省の集会は一日繰り上げ今日開かれた。年末のためだ。それでも寒風のなか、それぞれが声を上げ経産省の所業に対する抗議をした。テント跡は柵で囲み、立ち入り禁止の看板を掲げているが、花(つつじ)でごまかそうとしても、うまくは行くまい。原発の存続や再稼働の是非、原発行政の責任を問い、そのために作られた場としてのテントは公的(共同的)な行為であった。経産省―國側は勝手な占有とし、一片の法律で排除し、その裏で原発稼働発などを進めてきた。
彼らにとって法(法律)は国民を統治するための道具であって(これはアジア的な法思想である法家の思想の踏襲)、法は国民の権利であり、権力を縛るものであることを無視している。近代的で、立派な憲法をいだきながら、そこに住む人々の精神(法の理解や認識)や運用はお寒いものであることを示している。
僕らに法がどこかよそよそしいもので、余所行きの着物の印象があるのはそのためだ。法のこうして理解や認識や運用は少しずつ(たとえば、下級裁判所の裁判官の行為や立憲についての議論の広がり)あらわれてきているのが現状だろう。官僚たちは頑固に伝統的な法思想を保持しているが、彼らのいう「法治主義」がいかなるものかは明瞭になってきている。
明治以降の近代官僚が保持してきた法思想(法治概念)は徳川時代から続くもので、日本型の立憲政治を裏で支えてきたものだ。花で僕らはごまかされない。テント跡の周辺は国民の権利や権力を縛る法が現象(発現)される場として続くだろう。座り込みやスタンでイングは物的な居心地はよくはない。しかし、精神の、心の居場所としてはそうではない。工夫や知恵入るが、来年は本格化していくだろう。

経産省前の抗議行動の後は事務所にて忘年会となった。忘年会のはしご(連続)の中にあっても格別のものだ。忘年会にはそれぞれの味があるし、愉しさがあるが、この事務所に入りきれない人で埋まったテントひろばの忘年会は格別だった。僕の経験ではおおきな闘いが終わると、後では空しい対立や抗争が残った。それは避けたいとか、その虚しさに絶望しているのだが、どうしてもそうなってしまうところがあった。
それには闘いは参加自由であり、場は出入りが自由であるということが大切だった。これは日本の反権力や民衆の運動が、陥った壁を超えるための僕らの生み出した考えだった。テントひろばは出入り自由であり、多くの人が来ては去り、またもどり、新しい人の参入もある。出入りにともなう葛藤も、これはと思う行為もある。
しかし、運動につきものの日常的で些細な感情的対立や行き違いが組織対立のような表面化はしていない。テントひろばも論争や対立はあったし、それは今後もおこるだろう。けれども、組織的な形になることはないだろう。これはテントが5年近く、存続してきた秘密の一端だった。この根底にあるのは運動に参加し、そこから退くことは個人の意思によって決せられることであり、闘いの継続もそこから退くことも個人の意思にまかされることであり、そのことの相互の承認があることだ。運動を形成する他者に過剰な要求も期待もしないが、他者の個人的な闘いを尊重し、承認するということがある。
これは変哲で当たり前のようにみえるが、組織的な一員として僕らがあらわれるところではまだその水準にないことだ。
日本の民主的、あるいは左翼的運動がその掲げる理念とは反対の非民主的で自由ではない要素を多分に残していることを考えるときこのことは大事だ。外からはあまり、見えなくて、変哲もないことに重要なことが存在していることはある。(三上治)

監視カメラは観ていた  12月30日(金)
今日は風が強いのでバナーは取り付けずに、幟旗3本をセットし12時に座り込み開始。開始時は2人。ほどなく4人増え、6人となる。(その後、最大時12名)北の風が吹いて体感温度は相当低い。年末だから正門前には誰もいない。門も「都合により閉鎖」の板を掲げ締め切った状態である。

1時頃、制服警官がやって来たが、何も言わずメトロ入り口の階段を下りていった。 座っていると目の前に鳩が2羽でやって来る。餌がほしそうな様子であるが鳩の餌の持ち合わせはない。知らないうちにいなくなった。
1時半過ぎに、白い警察車両から2人降りてきて、「道路に物を置かないようにしてください」「寒いので風邪引かないようにしてください」との忠告。「いつものようにやっていますので、御忠告ありがとうございます。」「年末まで御苦労様です」と返答したら苦笑して車に戻っていった。寒さが厳しいのでみんな厚着をしている。Tさんはズボンを6枚はいて頑張っている。

2時半ごろSさんがやって来る。寒い中、毎日ここに駆け付ける行動力には頭が下がるばかりである。3時過ぎになって日が影ってきて寒いので、経産省側に椅子を移動して座り込みを始めたところ、経産省の警備課の斎藤某が数分でやって来た。「道路の向こう側でやるぶんには何も言わないけれど、こちら側は、何か有ったときの非常口になるので、今すぐ撤去してください。5分以内に移動してください。さもないと警察に連絡します。」と凄む。それに対して「非常口と言うならこのバリカーだって邪魔じゃない。」「寒いのでこちら側に座っているの、日が沈むまで後ちょっとだからもう少し待って」というと「分かるけど、今すぐに移動してください。110番します。」の一点張り。
みんなは「正門前には誰もいないけど、監視カメラでしっかり観ているのだね。」とささやく。やり取りは長くは続かなかった。あちらも、それで引き下がり帰って行った。 その後4時まで何もなく経過し、4時に撤収開始した。(城田純生)

「テントニュース」99号を添付しました。
「アベ政治を許さない」1月3日 13時 国会正門前
新年正月4日の案内 恒例餅つき等
経産省前テント強制撤去後4ヶ月が過ぎました。
安倍政権などは『潰してしまえば早晩消え去る』と見込んでいたでしょう。
しかし『テントひろば』を支える人々は、そんな思惑を見事に覆し、
『もう悲劇・暴挙を繰り返させない!一刻も早く脱原発を』と、嵐の日も雪の日も、1日とて欠かす事なく、原発推進等の策源地たる経産省に対峙し続け、
むしろ、排除されると正門前に移り、金曜行動に加え、『院内ヒアリング』も加速化する等々、ますます鋭く迫ってきて、彼らにとっては逆効果になったと驚嘆の評価も聞かれます。

年明け4日は正午から、恒例餅つき~ご近所(省庁)巡り等
1月6日(金)午後5時から経産省前抗議行動。テントひろば主催
官邸前抗議集会は6時から首都圏反原連
1月11日(水)2つの抗議行動にご参加を!
   川内原発再稼働するな!九州電力東京支社抗議行動
 日時:2017年1月11日(水)17:30~18:15
 場所:有楽町電気ビル前(有楽町駅日比谷口すぐ)
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」

   東電は原発事故の責任をとれ!「第40回東電本店合同抗議」
 日時:2017年1月11日(水)18:30~19:30
 場所:東京電力本店前
 呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎
 賛同:東電株主代表訴訟など126団体

福島原発告訴団からのお知らせ
◆1日も早く裁判を! 支援団結成1周年集会
 強制起訴から早10か月。「裁判はまだか!」という声がさまざまな所から上がっています。未だ闇の中にある原発事故の真実とその責任の所在を、1日も早く明らかに…。それは、繰り返される核に悲劇にピリオドを打つための一歩だと、私たちは信じています。
日時 2017年1月29日(日)14:00~16:00(開場13:30)
場所 玉川区民会館(東京都世田谷区 東急大井町線等々力駅 徒歩1分)
内容 団長あいさつ
    賛同人あいさつ… 鎌仲ひとみさん、神田香織さん
    被害者からの発言
    弁護士からの発言
    *ミニ写真展… 飛田晋秀さん「福島の小さな写真展」
無料
福島からバス(中通りコース)が出ます!乗車ご希望の方はご連絡ください。
福島駅西口(8:00) ~郡山教組会館(9:00)
お申し込みは下記お問合せ先まで。
主催・お問合せ
福島原発刑事訴訟支援団
info@shien-dan.org
080-5739-7279
https://shien-dan.org/

◆告訴団総会が開催されました
去る11月27日、第5回の総会が、福島県いわき市の労働福祉会館にて行なわれ、下記の議案がすべて承認されました。
第1号議案 2015年度活動報告
第2号議案 2015年度会計報告
第3号議案 2016年度活動計画案
第4号議案 2016年度予算案
第5号議案 役員改選案
議案の内容等、詳細については、以下のリンクをクリックしてください。
https://goo.gl/C00GWM(google ドライブへのリンク)

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