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2009年11月26日(木) 
書名:僕らは出来が悪かった!
   ガキ大将と落ちこぼれ
著者:樋口廣太郎、中坊公平
発行所:財界研究所
発行年月日:2000/6/30
定価:1500円+税

住友銀行からアサヒビールの再建にあたった樋口廣太郎、森永ミルク事件の弁護を引き受けた中坊公平、不良債権の処理にも活躍した2人の対談集です。ドライビールのヒットで再建を果たした樋口。実はこの二人は京都の出身で遠縁の親戚だったとか。樋口の方が4才ほど上で、子供の頃から中坊公平を知っていたとか、公平は廣太郎のお父さん(布団屋)がよく家に来ていたことは覚えていたが、廣太郎は知らなかった二人とか。赤坂離宮で行われた園遊会で廣太郎に声をかけられてようやく親戚ということが判ったとか。京都のこと、子供時代のこと、出来が悪かった二人。まったく性格が違うがどこか似ているところが面白い。微笑みながら読める本です。今の時代の子供だったら受験勉強の中から脱落してしまった二人ですね。勉強なんか適当に、親もおおらかに個性を認めてその子、その子にあった生き方をじっと見守っていた様子がよく分かります。また学校の先生も出来が悪い子ほどかわいがるところがあって、昔懐かしい感じがしました。今の時代に置き忘れてきた大きな大きな落とし物に気付かされる二人の対話です。

閲覧数2,444 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2009/11/26 22:40
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