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2010年06月18日(金) 
 
 中本牧コミュニティハウス。
 http://www.nakahonmoku.com/

 戦前、ここは授産所だった。

 当時の写真はないけれども、それは昭和9年の地図で確認できる。
 Bの位置がそれである。

 

 この施設ができたのは震災後の大正13年。『中区史』に次のように書かれている。

 震災によって職を失った人々のために、一定の技術を習わせて、再就職を容易にするため、小港には小湊職業補導所が設けられ、13年4月17日、事業が開始された。
 さらに9月2日には箕輪下459番に本牧町婦人授産所がもうけられた。震災後の授産施設は10月1日には山下町27に印刷場、昭和4年(1929)6月11日には、桜木町に中央授産所などが設置されたが、この本牧地区は、この種の公的施設建設の先がけとなった。
 そして本牧地区は、根岸の地区と同じように罹災者の受け入れ地として、住宅もふえて、ようやく電気鉄道沿いの土地には市街化の傾向が見られていった。


 戦後、ここに山手警察署が移転してきたことは前の記事に書いたとおり。
 その後、山手警察署は移転し、1967年、ここは中区青少年図書館となった。

 

 この建物はおそらく戦前の状態を基本的に保っているのではないかと思われる。歴史的建造物として指定されてもいいのではないかと思うのだが…。

posted by よんなん

閲覧数2,053 カテゴリ本牧町の「まちネタ」 投稿日時2010/06/18 16:23
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