店主の飯田さんがお菓子づくりと出会ったのは、中学生の頃、本屋で何気なく手に取ったお菓子のレシピ本だった。 以来、中学・高校時代にはいろいろなケーキをつくり、友人などに配っていた。 しかし、大学時代は友達との遊びに夢中で、お菓子作りのことはまったく忘れていた。 転機が訪れたのは、金融関係の会社に就職して数年経った頃のバレンタインデー。 日ごろお世話になっている会社の人たちにケーキを配ったところ、みんなから「美味しかった」と言われ、お菓子作りへの思いがよみがえってきた。 それからすぐに製菓教室を探し、仕事帰りや週末に「今田美奈子お菓子教室・製菓コース」に通い始めた。 2001年には「製菓コース師範資格」を取得。 そして、飯田さんはお菓子教室分校のアシスタントを任せられるようになる。 ただ、会社員との両立はかなり厳しかった。 それでも2年ほど続け、睡眠時間が3~4時間という生活を送っていた。 その後、すこしペースダウンし、仕事も短時間勤務のところに転職し、ケーキづくりをする合間に店舗物件を探した。 また、お店で使う皿や小物を見て回り、開店に備えてきた。 そして2009年12月、現在地にカフェ「Hoapili」を開業。 ホアピリとはハワイ語で友達とか友情という意味だそうだ。 飯田さんは美味しいケーキを作るために素材にもこだわっている。 そのひとつが、本郷町の八百屋「森北」のフルーツだ。 そしてアイスコーヒーは、本牧町の「コルマール」の豆を使用。 地元の食材を使った手作りケーキは、なかなか美味しいと評判で、本牧町のカフェ「ティアラ」で店主のバースデーケーキとしても使われたという。 参考資料:「キャリビPRESS」第85号 「ホアピリ」店内の様子 http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=32946 posted by よんなん |