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2011年07月31日(日) 
書名:菜根譚
著者:鎌田 茂雄
発行所:NHK出版
発行年月日:1997/2/20
ページ:309頁
定価:1000円+税

日本では江戸時代から近代にいたるまでよく読まれた本として「論語」「水滸伝」とともに菜根譚が挙げられるそうです。でも戦後はほとんど知らない人も多いのではないかと思います。儒教、仏教、道教のエッセンスを取りいれて人生の処世術を書き綴ったもので、どのページから読んでも良い書物として長く読まれてきたそうです。野菜は菜を食べるのが普通ですが、野菜の根を食べる(貧しい生活)ような経験をしないと人間として完成しない。苦労して初めてわかるという意味で菜根譚と名付けられた。

この書物は1500年代はじめ明で書かれたものです。今の中国を見ていると「論語」「菜根譚」などが全く後世の人々に伝わっていない。こんな本があったことも現代の中国人は知っているのか?と思ってしまいます。勿論日本人も。少なくとも世の中のリーダーとして活動している人は「菜根譚」の教えなどは知っていて当然と言う気がしますが、全くわかっていない人が多いような気がします。この本は年代と共に何回も読み直して見るとそれぞれの年で感じること、わかってくること、分からないことがあって一生を通じて読める本だと思います。手元に置いておきたい一冊だと思います。

・足ることを知る。
・死を見つめて生きる
・いかに生きるか
・一歩を譲る
・心身を鍛える
・こころの持ち方
・自然の命
・悟境に遊ぶ

NHKで放送された「菜根譚~中国の人生訓に学ぶ」1994.4~9を元に編集されている。
(本書背表紙より)
満足を知るものは心豊か。物質万能と人間の欲望にのみに左右されがちな現代の風潮をもう一度考え直し、人間が真に人間らしく生きるとはどういう事かを味わい深い贅言のなかに捉え直す。価値観の多様化した現代の、方向性を見失いつつある我々に、生きる知恵と勇気と鍛錬を教える菜根譚の魅力を分かりやすく解説する

閲覧数1,802 カテゴリ本に出会う コメント0 投稿日時2011/07/31 21:09
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