昨日の新聞各紙で報じられた通り、2001年4月まで5期20年間にわたり千葉県知事をされた沼田武氏が、26日深夜、入院先でなくなられました。 この場をかりて、ご冥福をお祈り申し上げます。 歴代の千葉県知事で、千葉県庁職員出身の生え抜きの方は沼田氏が唯一。県庁を熟知された人物として、信頼が厚いと聞きます。 新三角構想=幕張メッセ・成田空港・かずさアークを軸にした施策は、千葉県を現在のかたちにした基礎になっています。 私個人、 木原線をいすみ鉄道として存続 千葉県JR線複線化等促進期成同盟の線増工事を含めた調査事業を平成8年に実施 した点は高く評価しています。 しかし、幕張メッセは別です。 結果としてメッセの建設にかかった工費が、県の債務として残り、来月開催のモーターショーが、メッセで開かれないという、厳しい部分。 私はメッセ建設当初から現在まで、必要性に疑問を感じ、なぜ、千葉県の予算でやらなくてはならないのか、という考えです。 しかしながら、沼田氏は県庁出身という立場で、施策を展開。つまり、つながりをしっかり重んじた結果が、20年間、知事をつとめることができたということです。 私は沼田氏に対して、是々非々ですが、つながりを重んじる点は、これからの政治には必要な部分ではないかと思います。 現職の森田氏には、その部分をしっかりかみしめていただきたい。 千葉県にとって、支えとなる人物を失ったのは、大きいです。 |