食品中の放射性物質についての基準値 厚生労働省がまとめた食品中の放射性物質についての基準値案が22日、薬事・食品衛生審議会の部会で了承された。 これについて読売新聞、産経新聞、毎日新聞の社説(23日)で各社の見方が出ていたが、産経新聞の社説は自然界に存在している放射カリウムなど(人体には5000~7000ベクレル)を出して暫定基準値でも問題がないのだからあまり厳しくするのはいかがかなものかと言っている。読売もどうようなことを。毎日はちょっと視点が違う。みなさんはどう思われますか? 産経新聞(主張)より ----------- 新基準値案では、「飲料水」の上限が1キロ当たり10ベクレルとされたのをはじめ「乳児用食品」と「牛乳」がそれぞれ50ベクレル、野菜や穀類、魚肉類などの「一般食品」が100ベクレルに改められた。 放射線の被曝(ひばく)と健康について考えるとき、目安として忘れてはならないのが、事故とは関係なく、もともと自然界に存在している放射性カリウムなどの存在だ。 それを飲食物を通じて摂取している結果、人体は約6000ベクレルの放射能を帯びている。体重60キロの人なら1キロ当たり100ベクレルという計算だ。健康人の体内の放射能の方が、新基準値案の飲料水や牛乳のレベルを上回っているわけである。ここにも基準値案の厳しさの一端が、顔をのぞかせる結果となっている。 放射能「新」基準 食の不安の拡大防止策が先だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111223-OY…T00701.htm 社説:食品の放射能規制 子どもの安心確保を - 毎日jp(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20…4000c.html 【主張】食品と放射能 厳し過ぎて混乱招かぬか - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111223/plc11…010-n1.htm |