書名:帝都東京地下の謎 完全版 著者:秋庭 俊 発行所:洋泉社 発行年月日:2010/9/17 ページ:95頁 定価:1200円+税 東京の地下には何があったのか?東京の地下鉄、その路線、駅は戦前から存在していたと推定する著者がいろいろな事例を挙げて東京の地下を説明している本です。東京の地図に書いてある地下鉄路線、地下道路が地図出版社によって違っている。地図は国土地理院の地図によってどれも同じはずですが、実は違っているのです。戦前からの都市計画その中にはいろいろな地下鉄計画がある。 主要な地下鉄駅について詳細に調べてみると、何故か?後から出来た地下鉄経路の方が地下の浅い位置を通っている。古い方が深いところを通っている。(国会議事堂駅)、海軍の防空壕あった日比谷駅、日比谷シティなど複雑な駅の構造、これは防空壕を利用しながら駅を作ったのではないか?東京の地下の謎に迫る面白い本です。銀座線、丸ノ内線、大江戸線は新幹線・京浜急行と同じ広軌。 その他は狭軌で。大江戸線はトンネルは小さい、車体は小型でも広軌?これは戦前から地下鉄路線が存在したのでは?それを利用したのでは。過去の都市計画について特に地下については完成したものが殆ど無い。でも予算は使っている。国民の前に明らかにされてこなかった謎に挑む本です。 本書より --------------- 目次 1 知られざる東京の地下スポット15 ・防空壕を改築してできた 千代田線霞ヶ関駅 ・三つのビルが共有している謎 日比谷シティ地下駐車場 ・なぜ幻の存在となったのか 銀座「幻の地下街」 ほか) 2 隠された地下の謎に迫る2大スポット ・帝都の象徴・国会議事堂周辺を探る ・霞が関こそが地下拠点だった! 3 東京の地下にはもう一つの東京が潜んでいる ・太田道潅の江戸城は地下に眠っている! ・海のなかを走る道路と大江戸線 ・帝都の地下鉄免許を争った3人の鉄道王 秋庭俊 帝都東京・隠された地下網の秘密 [1] https://www.youtube.com/watch?v=kuYCXBYOELE 秋庭俊 帝都東京・隠された地下網の秘密 [2] https://www.youtube.com/watch?v=fa8ZfKL7TZ4 |