■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
http://sns.cityopera.jp/blog/blog.php?key=37537
2011年05月09日(月) 
 「白馬家」は住宅街の中にある煎餅屋さん。
 その歴史は戦前に遡る。
 昭和9年、中区常盤町1丁目、いまのYMCAのあたりで創業した。
 その後、戦争が激しくなり昭和17年、米の統制が始まり店をたたみ草加市に疎開。

 戦後の昭和25年から本牧で営業を開始した。
 店名はお世話になった「白石さん」「お馬屋さん」から一文字ずついただき「白馬家」とした。


草加煎餅の由来
当所名代の草加煎餅は今から三百有余年前寛永年間の頃当所北部に位する松原におせんといお婆さんが団子の茶店を開いて居りました
往来する武士町人の休み場所として仲々人気婆さんで好評を博して居りました。
ある日お婆さんが団子の残りに困って立寄った侍に相談致しますと侍はしばし考え込み膝を叩いて団子を粗末にせずに
潰して良く乾かし色良く焼いて少し塩味を付けてお客に出して見てはとすすめられその通りに造りました処
お客様より香気のある良い煎餅と賞せられ益々繁昌致しましたので町内にひろまりおせん婆さんの造り出した焼煎餅故に
せん餅(煎餅)と名付け以来業者が逐次増加し当地名物として全国の皆様から御好評を戴いて居ります銘菓で御座います。

 店内には賞状が掲げられている。

第12回全国菓子大博覧会褒賞之証
銅賞牌
昭和27年


 「白馬家」の煎餅は甘いの、辛いの、ゴマとキッパリ3種類のみ。
 潔い品揃えである。

 しかし侮るなかれ、遠くから買いに来る常連客も多く、なかにはハワイからも注文があるという。

 年末になると店内には進物に使う箱が山のように積み上げられるそうだ。
 近所の方がおっしゃる。

 『一度見てみたらいいですよ、凄いから』

 有名人もお客さんになっているらしい。
 壇一雄、柳家小さん、桂歌丸…

 へえ~。

posted by よんなん

閲覧数2,829 カテゴリ本牧町のグルメ情報 投稿日時2011/05/09 23:13
公開範囲外部公開
■プロフィール
よんなんさん
[一言]
大好きな本牧・本郷町をますます元気に
■この日はどんな日
ほかの[ 05月09日 ]のブログは、
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み