以前、写真の裏焼きについて何回か記事を書いてきたが、それらはあくまでも、これから書こうとすることの導入部だった。 http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=24827 本命は大神宮山にあったヴィラ・サクソニアの写真である。 フランス領事公邸の風車を再現するにあたって参考とした風車と建物の写真だ。 ヴィラ・サクソニアについてはこちら↓ http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=19429 今まで山手にあったとされてきたヴィラ・サクソニア。その本当の所在地を『古壁ウォッチング』氏が大神宮山と突き止めたのであるが、そこからさらに進んで、今度はbaron1948氏が大胆な仮説を発表した。 『有鄰』第429号で紹介されているヴィラ・サクソニアの写真が、裏焼きの可能性もあると指摘をしているのだ。 http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/429_4.html 詳細は氏の資料(下にあるPDFファイル)をご覧いただきたい。 これはbaron1948さんから頂いた羽根の拡大写真である。 氏の指摘によれば「写真をよく見ると縦に小さな板があるのでこれで風向を決めており、文字部分は金網状のものに切り文字を載せているようです」とのこと。 となると、この文字は表裏どちらからでも見ることができることになる。 ただし、一方からはまともに文字が読めるのに対し、反対側から見ると裏文字が見えるということだ。 その裏から撮影した写真を、のちの人が裏焼きと勘違いし、反転させてしまったとも考えられるのである。 そこでbaron1948さんは現在地がどのように見えるのか、さらに調査を進めた。 (つづく)http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=26321 posted by よんなん |