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2012年02月14日(火) 

 森山時計店を出た一行が本牧1丁目から本郷町に向けて歩いていくと、惣菜の「おおの屋」に人だかりが!

 この日(1月21日)の朝に放送された「ぶらり途中下車の旅」でお店が紹介されたため、横浜市内はおろか市外からも車で駆けつけたお客さんが大勢いて、店内がごった返しているのだった。

 改めてテレビの力の凄さを感じたところである。

 

 本郷町に入り、以前のツアーで訪ねた「魚秀」、「肉のタカハシ」、「満寿屋」を紹介しながらさらに進む。

 

 上台集会所の前で道路を横断し反対側の歩道に渡ると、これも過去のツアーで訪問した「八百屋・森北」、「都屋寝具店」、「肉のすぎやま」などがある。

 「ボングー洋装店」に到着。ここでは外から店内を覗くだけで、詳しいお話は上台集会所で行う交流会でお聞きすることに。

 

 生地・洋裁材料の「金亀屋」。一見、小さなお店のような感じだが、グループ全員が入れるだけのスペースはあった。

 参加者は思い思いの場所で店主のお話を聞く。

 

 もう80年ぐらいやっています。最初はフトン屋でしたが、私が来てから、こんな風に布や手芸用品を扱うようになりました。

 山手にある学校のスクールバッグなどの仕立てもやっていました。

 むかしは、店の前は人通りが多かったんですけどね…。チンドン屋なんかもよく出たものです。

 

 (参加者から)「そうそう、馬車も出ていましたね。暮れとか大売出しのときなんか、商栄会で馬車を雇っていて、買い物をすると券を貰えて、それを5枚くらい集めると馬車に乗れました。子どもたちをそれに乗せて、町内をグルッと回ってくれるんです。その間に大人たちは大掃除をしたり買い物をしたりしたものです」

 

 この割烹着はオリジナルの生地屋さんで製造してもらっています。自分でも作るのですが、今は手が回らないので…。

 (参加者から)「昔はファスナーの交換なんか自分でやっていたので、お店に駆け込んで買ったものです」

 今じゃあ、ご自分でやる方は減ってしまいましたね。

 糸切りばさみ、裁ちばさみ、鯨尺、ゴムなど懐かしい道具を置いていますが、買って行く人は少ないです。

 馴染みのお客さんが高齢化していき、あまり出て来られなくなっているようです。

 

 最近の若い人は、こういうものに興味がないようだし…。

 (参加者から)「昔はゴム入りのズボン、パンツなどが多くあり、ゴムが緩くなったらこういう店でゴムを買って自分で取り替えていたもんです」

 

ボタンの種類は相当数ある。これを眺めているだけでも楽しい。

 

 帰りがけに思わぬプレゼントが!

 

 参加者は店主からいただいた飴玉をしゃぶりながら、交流会の会場へ向かった。

 

posted by よんなん


閲覧数1,799 カテゴリ本牧・本郷町の「まちネタ」 コメント0 投稿日時2012/02/14 05:31
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