ここで店を始めたのは昭和17年ですが、その前は箕輪谷戸の奥で行商をやっていました。 向屋というのは屋号です。箕輪谷戸の向かい側の谷戸にあったから向屋となりました。苗字がなかった時代の名残ですね。 お店では静岡川根のお茶をメインに扱っています。 昔は米屋とお茶屋は金持ちだといわれていました。しかし、それは1年間現金で商品を買えないと商売にならないからでした。現金商売だったんですね。
皆さん、湯の沸かし方に注意を払っていないかもしれません。お湯が沸騰したといって火から下ろしてすぐ使ってしまいがちですが、まだ表面が沸騰しただけで、芯まで沸騰していません。うちでは湧いてから10分くらい沸かしています。昔は火鉢でチンチン沸かしていたでしょう。これで湯が練れてくるのです。 でも、なんでもこういう熱湯でいいわけではありません。 100グラム当りの単価が高いお茶は、若芽を使っているので熱湯は駄目です。少し低くしてから注いでほしいです。逆に、安いお茶は完全に熱湯で淹れてもOKです。 あとは茶葉をケチらないことです。節約していると美味しさが半減してしまいます。 さらに茶殻を捨てずに活用してほしいですね。お風呂に入れれば入浴剤になるし、シャンプーするときに使ってもいい。小袋に入れて靴の中に入れれば脱臭剤になります。また殺菌力があるから水虫の薬としても使えるのです。昔は畳を掃くときにお茶ガラを撒いていたでしょ。
住所 〒231-0843 横浜市中区本郷町2丁目49 電話 045-622-9257
◆第4地区南部 商店街活性化部会のブログ http://naka4south-as.blogspot.jp/
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