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2024年03月15日(金) 

 

中古での購入当初からどうにもちょっと調子が悪かった手持ちの

クラスV2であるが、その原因は中古だったからとかそんなんでなく、

集電板が動輪に触れておらず、動輪から集電出来ていなかったことだと

判明したのが昨年の年末頃、そこを調整したら大分調子が良くなった。

で、調子が良くなったついでに純正英国型機をもう一両位導入しようと、

正月に帰省した時にこいつと出会った秋葉原周辺をうろついてみたが、

そのマニアックさ故か、天下の秋葉原をもってしても英国型機には

とうとう出会えず、最終的に界隈では有名な”あの店”に行くことにした。

英国型鉄道模型専門店、メディカルアートさんである。

そして、出会ってしまったのである。

 

本当は機関車一両導入できれば良かったのだが、購買欲求をどうしても

押さえることが出来ず、結局当初用意していた予算の9割を使って

店頭在庫で目に留まった機関車を二両とも購入してしまった。

世界最速記録を今だ保持し続けるLNER‐ClassA4のNo.22”マラード”と、

蒸気機関車としては英国一製造されたGWR‐Class5700のNo.9659である。

まずマラード号。流線型のボディの曲線が美しく、ガーターブルーの車体色と

相まって洗練された印象を受ける。見ていて惚れ惚れした程である。

本モデルは、1948年~1949年の間のわずか一年間だけ見られた、

ガーターブルーの車体にライニングが付き、22番の車番が付けられた

国鉄編入直前の姿を再現しており、その絡みでサイドスカートが無い。

それ故にロッドの動きが良く見え、寧ろカッコよさが増している。

また、本モデルはテンダーにモーターが搭載され、キャブ内を貫通するユニバーサル

ジョイントを介して機関車の動力部を駆動しており、手持ちの車両では初となる

テンダーモーター・エンジンドライブ方式のモデルとなった。キャブ屋根が大きい為、

ユニバーサルジョイントはキャブ内を覗き込まない限り、ほとんど気にならない。

それでいてキャブ内の配管類にもきちんと色差しがされている辺り、流石である。

テンダーは4軸単車だが、各軸が左右に動くようになっており、曲線通過が

し易いようになっていた。

次、No.9659であるが、こちらもディティールが細かく、手すりは別パーツである。

しかも、かなり小柄でありながら、こちらもキャブ内の上半分には配管類が再現

されており、知らずに覗き込んで『!?』ってなった。

 

手持ちのスケールモデルのタンク機たちと並べて比較してみる。エンドビーム位置で

並べると、なんとNo.9659が一番小さい事が判明。これで自走するんだから恐ろしい。

タンク機最古参、マイクロエースのC10と比較すると、先台車と従台車の分の

長さを差し引いたとしても、No.9659が大分小さい。とは言え、ホイールベースが

長い為、急曲線通過には適していないらしく、帰省中に実家で検証した際には、

ジオラマの内カーブに使っているTOMIXのC243-45ではかなり窮屈そうだった。 

実家に保管しているジオラマにて。一応全ての車輪がカーブに収まってはいるが、

トラブルなく走行させるとなると、カーブの最低ラインはC280-45が良い所だろう。

 

一先ずレビューはここまで。何度見ても、やっぱりマラード号はカッコイイ。

No.9659も小さいながら存在感があり、そして何を牽かせても合いそうである。

そして、この二両を導入したことによって、”あいつ”も進展を迎えられそうである。

 

動輪を取り外したままずっと放置しているシティクラスについて、マラード号が

ほぼ同じ直径の動輪を持っている事に加え、No.9659も同じ鉄道の機関車である為、

そろそろ本格的に動輪と集電部を作り直さなくては、と思いはじめている。

とりあえず、シティクラスの動輪直径は13mmで確定であるが、目途が立つのは

いつになるのやら・・・;


閲覧数2,091 カテゴリ雑感 コメント6 投稿日時2024/03/15 06:09
公開範囲外部公開
コメント(6)
時系列表示返信表示日付順
  • 2024/03/16 17:41
    bad.4h-95さん
    集電板:原因が判明した時の脱力感が想像できます。
    25年前ですが、フライシュマンのICE-1の動力車の集電板が、原因は不明なんですが激しく摩耗して4点のうち1点が集電不能になったことがありました。
    知り合いの電機屋さんが手早く燐青銅の細板を溶接して補修してくれましたが。
    次項有
  • 2024/03/18 22:45
    鉛筆1E1さん
    > bad.4h-95さん
    はんだ付けじゃなく溶接ってすごいですね;
    それを手早く出来てしまう知り合いさんも知り合いさんですが;
    次項有
  • 2024/03/16 17:43
    bad.4h-95さん
    あと、ワルシャート式のアニメはDLできましたか?
    次項有
  • 2024/03/18 22:45
    鉛筆1E1さん
    > bad.4h-95さん
    DL出来ました。あとはこれをどうやってボーン設定に落とし込んだものか・・・。
    次項有
  • 2024/03/20 17:12
    bad.4h-95さん
    電機屋さん:正確には船舶電装の業者さんでしたが、以前の勤め先の青年部長さんで、親しくして頂いていました。ICE-1を持ち込んだ時、最初不思議そうに眺めていましたが餅は餅屋と云うのかすぐに症状を把握して作業してくれました。その後、かなり過酷な条件で走らせまくったのですが、無問題でした。
    MMDのボーン:概念が良く判らないので、済みません。あのアニメで加減リンクやリターンクランク、偏心棒の連動は良く判ったのですが・・・
    次項有
  • 2024/03/21 19:35
    鉛筆1E1さん
    > bad.4h-95さん
    ちょっと眺めただけで状況を把握できてしまうとは・・・流石ですね。

    ボーン設定について、要は弁装置を動かす為の軸みたいなもの
    なんですが、模型と違って諸々の設定を正しく行わないと挙動が
    おかしくなるんですが、これの設定について如何せん勉強中なもので・・・;
    次項有
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