改造前の下調べのため、ヘンリー(再生産品)をバラしてみた。その結果、とんでもない事が発覚した。このヘンリー、モーターのサイド面がビニールテープで止められていたのである。写真でもその痕跡が確認いただけると思う。モーターカバーが外れた状態だと、案の定モーターは少し引いただけであっさり抜けてしまった。モーターからシリコンチューブでウエイト内のウォームギアに動力を伝達しているらしかった。
因みにこのモーター、何処にも集電板が見えないのだが、後ろではなく前、つまりウォームギア側に集電板が付けられていたのである。集電に関しては、左右のウエイトから車軸と平行にスプリングが伸びていた。モーターを戻した際、スプリングが伸びきっていた為、テスト走行でショートしたのは言うまでもあるまい。今のTOMIXの技術力なら、わざわざキャブ内にモーターをせり出させなくとも、このモーターを使うのであれば、ヘンリーのボイラー内にフライホイール付きで納めることが出来ると思うのだが・・・・。