2011年03月06日(日) 

上台集会所を出ると目の前の本牧通りを渡って向こう側に。

 

右に見えるお店は蒲団の「都屋」だ。

前回のツアーで訪れた商店。その時の記事はこちら↓

http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=32461

 

さて、Aグループが最初に訪れたのは「肉のすぎやま」。
http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=22776

 

このお店ができたのは昭和44年。磯子にあった「杉山牛肉店」の本牧店として始まったのだが、磯子の方はやめてしまい、今はここだけになっている。

お店で扱っている豚肉は、息子さんが競りで買い付け、それを生肉、加工品、フライものの材料に使っている。

たまにハマポークが入ってくることもあるが、99%は神奈川県の豚であるヤマユリポークを使用。

しかも、単にヤマユリポークというだけではなく、「○○さんちのヤマユリポーク」といった感じで、購入しているそうだ。

牛肉は東京から仕入れているが、すべて和牛A5というランクのもので、雌だけを扱っている。

女将さんが最初に加工品を造りはじめて、もう30年ほどになる。

今ではこういうものを店舗内で作ることも多くなってきたが、同店はその草分け的な存在なのである。


現在、加工品はドイツに3年間修行に行って技術を学んできた息子さんが作っている。

作業場は裏にあり、すべてこのお店の中で完結させている。

店内を覗いてみると、壁に多数の賞状が掛けられていた。

これはドイツの農産物協会のコンクールでいただいた賞状。

今年で5年目だが、すでに4年連続で受賞しているので殿堂入りが決まっている。そして、5年目を取ると今度はマイスターの称号がもらえ、世界で講師ができるそうだ。

看板に描かれている楽器の演奏者のイラストについてお尋ねしたところ、こんな答えが返ってきた。

「息子がフルートを吹いていまして、主人はギターの演奏をしていました。それを描いています。

息子がドイツに修行に行っている時も地元の楽団に加入して、各地を演奏してきています」

肉の加工だけではなく、楽器の腕前も素晴らしいものを持っているようだ。


昨年は『婦人画報』にも取り上げられた人気店で、参加者がお話を聴いている間もお客さんが絶えなかった。

 

(つづく)


閲覧数8,750 カテゴリアルバム 投稿日時2011/03/06 21:00
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