土屋商店を出ると、すぐ近くにある化粧品の「つちや」の女将さんが、旧本牧劇場へ至る路地で昔の話をしてくれた。 現在はタクシー会社になっている場所を見たあと、「つちや」さんのご好意により、参加者には小さな化粧品がプレゼントされた。
さて3軒目のお店は魚屋さんの「魚秀」。 お話をしてくれたのは3代目の岩崎さんである。
もともと、お店は本牧の八王子の方にあったのだが、初代がそれをこちらに移転させて来て、もう80年ぐらい経つ。 現在の店舗は、マイカル本牧ができる1年前に、今のように改修した。
しかし、お店の小売りだけではなかなか難しいとのことで、手広く外販をやっているとのこと。東京のプリンスホテルとか病院、学校などに卸しているそうだ。
仕入れは、だいたい60%が横浜市の中央市場本場。30%は東京の築地で、残りの10%は全国各地の漁港から直接仕入れている。
金沢区の柴からの仕入れはないが、柴漁港や本牧漁港の魚が横浜市の中央市場の本場に行っているので、それを仕入れている。 魚によっては元値が3000円くらいするものもあるが、ご近所に売るのに高くすることもできず、元値で出すようなこともある。
店頭に本牧漁港と書いた箱が置いてあった。この中に入っている太刀魚、これが本牧漁港から来た魚だ。 だいたいこれで4000円くらい。他に、この辺ではスミイカなんかが揚がっている。 参加者から「今年はブリが豊漁で安いんですよね?」と質問があがると、どうもそうではないという答え。 豊漁だけど市場を通して値段が決まるから、毎日、安いとは限らないのだ。たとえば、昨日は一切れ400円だったけど、今日は600円とのこと。
最近は惣菜も始めた。もちろんお寿司も。 (販売は火曜/木曜/土曜)
ちなみに、SATYの鮮魚コーナーも魚秀がやっているとのこと。
posted by よんなん |