2014年12月10日 房日新聞社・読者コーナー 通算49本目の掲載 以下、原文を公開します。 知的障害の私の弟が、今現在、福祉に関わる役所の手続きは複数にわたります。 障害者手帳=療育手帳の更新 障害福祉サービスの障害区分認定の手続き 障害福祉サービスで期間が異なる事業サービスの更新 自立支援医療に必要な受給者証の更新 重度心身障害者医療費助成の手続き 障害福祉手当の手続き ほかにも本人が直接行うものではありませんが、自動車税の免除の手続き 以上、それぞれが次回の更新時期が異なり、一度ではできないこと。また、正しい受給者であるかどうかの現況届も出さなくてはなりません。 5番目の重度心身障害者医療費助成については、おかげさまで、千葉県議会の条例見直しなどにより、来年8月以降の医療機関にかかった費用についての助成が、直接、行政が医療機関に支払うかたちになり、手続きが簡略に改善します。 これだけの手続きには書類や添付資料などが必要になり、本人だけでは困難であり家族の協力なしではできません。 昨今、これらの悪用が残念ながらおきています。 その都度、手続きが厳格あるいは利用できる範囲に制限がつく場合もあります。 そうなれば、本人、家族の負担もその分、増します。 先般開催しました南房総市の市政懇談会で、私は福祉の役所の手続きで、直接、窓口に来ることが困難な方への必要な対応を質問しました。 石井市長は、住民サービス、職員数の見直しの中にあっても、検討はする旨の説明がありました。 私は直接、役所に出向くことが困難な方については、職員の方がお住まいに伺ってその場で用件ができればと、思います。同時にその方の安否確認もできるわけです。 |