2019年11月1日 房日新聞読者コーナー投稿 今年13本目で通算115本目の掲載 では、原文公開です。 先月、今月と台風通過により鉄道でも被害が。 富津市内の大貫から浜金谷までは線路沿いで複数の倒木、浜金谷駅は跨線橋、佐貫町、安房勝山、岩井、那古船形、館山、江見、太海の各駅では駅舎またはホーム待合室に、私が確認できる限りでそれぞれ被害がでました。 特に安房勝山駅の駅舎は、現在も屋根のほとんどにブルーシートがかかるぐらいの状態です。 まだ、決定ではありませんが、先々、鉄道会社で安房勝山駅が終日無人化、保田駅と浜金谷駅では営業時間の見直しの検討がされていると、聞いています。 私は台風被害からの復旧とあわせ、地域の表玄関である駅を充実させる観点から、先般、報じられました江見駅と江見郵便局が来年夏に一つの建物に変わるのと同じく、安房勝山、保田、浜金谷の各駅と、勝山、保田、金谷の各郵便局を、それぞれ一つの建物に建設することが望ましいと思います。 南房総市内の駅のほとんどは案内所や休憩スペースなどによる合築駅舎。しかし、不特定の方が集まるまでの機能までとはいえません。 江見駅のケース、以前、この場の投稿でも書きましたが、公共施設や地域の集会施設などと駅舎が一つの建物にすることで、人が集まりやすい駅になります。 同時に、規制が容易になった貨客混載。駅と郵便局、あるいは駅と宅配業者の営業所が一つの建物であれば、列車で荷物を運ぶ可能性がでてきます。 駅舎だけでなく。 今月の台風通過で、千曲川水害で長野の新幹線車両基地で水没被害がでました。 館山駅、安房鴨川駅にある列車の留め置きの車庫も海抜が高くありません。那古船形駅や太海駅など、比較的、高台ぐらいの標高がある場所に、車庫を移転させることも検討が必要でしょう。 今回の台風通過の被害を受け、鉄道に限らず、公共交通機関全体で、自然災害へのリスク対策、建物をなるべく機能を持たせることを、考える機会だと思います。 |