2022年3月1日 房日新聞読者コーナー 今年3本目で通算148本目の投稿掲載 原文の公開ですが、次の原稿も送っていますのでご期待を。 先日の紙面で、安房4市町の水道の統合についての記事がありました。 昨年末あたりから、具体的に動くような話は耳にしていました。ようやく、新聞記事として出てきました。 私はライフラインである水道はなくてはならないと思います。しかし、一昨年から最近まで、水道管設備の被害や劣化、工事ミスによる断水や渇水がありました。これらのことに対して、市町村単独で対処するのは先々、難しいです。膨大な水道管網、そのための維持管理は相当なものと思います。 先に木更津、君津、袖ヶ浦、富津の4市が水道事業を統合し、かずさ水道広域連合企業団に変わりました。統合はしたものの、当面の水道料金は4市それぞれ、自治体からわかれた一部事務組合の行政組織のため、何をどうやって決めて実行をしているかというプロセスが伝わらず、透明性が低いという声が挙がっています。 これらを踏まえ、安房の水道の統合の前に、 かずさ水道のようなことがないよう、常に事業がどのように決まり実行しているか透明性であること 南房総広域水道企業団との関わりはどうなのか。さらにほかの水道事業体との統合や県営化の見通しがどうなっているか 一昨年から昨年にかけて、小向ダムの渇水、富津市南部での断水のトラブルがありました。これらに対処できるような準備が必要であること。例えば、ほかの事業体との緊急水道管の設置、南水の送水管や配水池の見直しにより、不測の事態をどうするのか。また、今後の水道設備の改修などの維持管理の見通しがどうなっているのか。 最後はやはり水道料金。 私の記憶する限り、南房総市が発足する前、合併協議会で、水道料金については現在の三芳水道企業団の単価で調整(ちなみに鴨川と天津小湊の合併は、鴨川市の水道の単価で調整)すると耳しています。富山、白浜、朝夷水道より三芳水道が単価が安いと記憶しています。 4市町の統合にあたり、すぐに料金を一本化するか、それとも、かずさ水道のように、しばらくバラバラでやるのか。 以上、これらの課題整理がされなければ、安房4市町の水道の統合には、素直に賛成はできないです。 これは、統合以前の問題として。 南房総市での水道料金のコンビニ支払いで、富浦・三芳の地域はできて、ほかの5つの地域はできない状態であります。 これは速やかに、すべてできるよう改善を求めます。 皆が安心できる飲み水を確保できるよう、これから予定している選挙に臨まれる方々は、その考えを明確にされますことを希望します。 |