昨日の東京新聞の朝刊の特報面で、バリアフリー新法について掲載がありました。 交通バリアフリー法とハートビル法をひとつにまとめた法律で、今年で施行が5年。本来であれば、法律の見直し改正の時期ではあるが、小手先だけのガイドラインの見直しで、すませようとしているそうです。 あのような、政治的なことがなければ、まともにやれたのではないかと。 切れ目なくバリアフリー施設整備を進める この言葉をもとに、国は基本計画、市町村は基本構想を策定をしなければなりません。また、交通機関に対してはある程度の努力目標により、施設や車両などの改善が求められます。 しかし、現実は、 交通機関事業者の効率優先 行政では単なる実績程度のレベルで、整備後の検証と改善をしていない 当事者の方へ、荷物扱いをおなじ対応をする なんです。 安房地域においては、基本構想、そのための協議会のたち上げはいっさい、ありません。市町村はある程度の整備が進んでいると判断しているようですが、現実は全く逆である。 駅の点字ブロックについては、内房線では浜金谷駅と千歳駅以外のすべての駅で、ブロック自体の設置をやり直す必要がある。昨年の山手線の目白駅の事故で指摘を受けた、わかりづらいブロックが使われているのである。 駐車場の問題にいたっては、残念ながら、障害のある方の車の駐車スペースが必要である理解が、浸透がしていない。場所によっては、軽自動車が2台駐車している始末もある。 根本的なこととして、千葉県障害者条例の、 障害のある人もない人もともに暮らしやすい千葉県づくり条例 という言葉をいかに現実にしていけるか。 社会参加や働くために移動する手段において、バリアを減らすことが、この法律の本分。役所や事業者のためのたんなる実績のための整備であれば、全く意味がない。 当事者の声にしっかり、耳をかたむけてのバリア解消が一番の優先順位である。 |