その前に。 一昨日、千葉地裁で千葉県袖ヶ浦福祉センターの施設で虐待事件の判決がありました。虐待をした当時の男性職員に実刑がでました。 この事件そのもののはひどいものですが。同時に障害者であれ、高齢者であれ、子供であれ、福祉の関わるものが、相手を人として見ないような行為は必ず、罰せられるということを理解をしなくてはと、おもいます。 さて。24日の千葉日報紙面。 財政問題をかかえる千葉県富津市。 今年5月に最終案がまとまる財政の経営改革プランに、都市計画税を導入が素案に盛り込まれるそうです。 都市計画税は固定資産税とほぼ同じですが、都市整備や下水道事業で、課税する対象区域を自治体の判断でできます。 すでに富津市は必要な条例はあるものの、制定時の経済状況により、課税を見送ってきたようです。 合併前の富津町、大佐和町の一部を対象に課税をした場合、年3億7千万円程度の税収が見込まれるようです。 富津市は以前から、地域意識が大変強い土地柄。人口増や企業誘致で開発が進んだ旧2町の区域に、仮に課税をした場合、どうなるのだろうか。 想定をしにくいですが、南部の旧天羽町に人口が移動、ということも、ないとはいえないです。 私の地元近隣の安房地域では、館山市が都市計画税を導入していますが、逆に廃止の声が少なくないと聞きます。 このような言い方はしたくはありませんが、財政悪化のために年貢を増やす手法をとれば、税収が伸び悩むリスクはあります。 都市計画税を導入するにせよ、住民のきちんとしたコンセンサスがなくては、財政問題の道のりは厳しい。 私から。 私は長年、公共交通の問題に関わってきました。 近年、残念ながら、関係箇所との繋がりがうまくいかないのが現状。特に地元の政治・行政サイドは接点の機会がないです。相手にされない、という言い方が妥当です。 物事を実現するには、政治・行政でのアクションがなければ何もできません。しかし、現状に対する改善の声は、民からの声がなくてはきっかけがつくれません。 私は監督官庁とのつながりは保っています。それをいかしながら、問題意識を強く持たれている方々と連携した行動・協力の用意はあります。 先日、房日新聞の投書のJRに関する掲載で、8人の知恵者という言葉がありました。できましたら、その8人の知恵者が集うことができますよう希望をいたします。 |