タリスリン鉄道公式チャンネルより。動画で使ってるこの”黄色い石炭”だが、

動画の説明文には”バイオコール”としか書かれていないうえ、投稿された当初は

字幕機能も使えなかったので、長らく正体が不明だったんだが、別件で調べものを

してる時に偶々これに関する記事を発見。翻訳を掛けてみた所、どうやら

この代替燃料の正体は、菜種油の搾りかすから作った練炭らしい。

動画と記事を見た限り、これを石炭の代替品として正式採用するには

まだ課題はいくつかあるものの、火付きが良くて発熱量もあり、燃焼中に生じる

煤や灰が石炭と比べて圧倒的に少ないなど、決して悪くはない成果だった模様。

石炭の入手が難しくなっており、環境への影響も叫ばれている今、石炭に代わる

環境負荷の少ない燃料を探すことは保存鉄道にとっては避けて通れない課題である。

現にタリスリン鉄道以外でもバイオ燃料の実証実験を行っている所も存在しており、

これらの実証実験の結果がこれからの蒸気機関車の保存活動における明るい光となり、

ひいてはそれが今後の標準となってくれることを願うばかりである。